テレビを捨てるだけでも一苦労

地上デジタル放送化で使えなくなったブラウン管テレビ二台を毎日眺めていると、それだけでうざったくなったマゴタ司法書士は妻に「おい、邪魔なもんははよー捨てろ」と命じたが「あんたリサイクル法を知らないの？清掃局だってパソコンはダメ、製造業者へ梱包して送らなきゃならないから面倒なのよね。重たいし。そんなのジャマダ電気に頼めば引き取ってくれるんだから自分でやりなさいよ、こっちは忙しいんだから」と猛烈な剣幕。
なんでゴミ捨てぐらいで逆切れされなきゃならないんだ。この悪妻め！！

頭に来たからしばらく放っておいたが近頃ますますうざったくなった。

そこで娘に同じ事を言ったら「無職だからって馬鹿にしないで、毎日いそがしーんだから」と強く拒否したうえで毎日昼ごろまで寝ている。しょーがないから居候の長男に同じ事を言ったら「ふにゃ」とつぶやいて自分の部屋に引きこもってしまった。

それで又様子見したけど、家族中誰も動こうとせず、和室は家電のゴミの山と化してしまった。(ToT)ｴｰﾝ
また数カ月経て、いよいよ動かねばならない、このままじゃ動かないテレビと大洋ホエールズが優勝を決めたゲームを堪能した思い出のプロジェクターと子供の壊れたPCが顔を利かす事になる。
不愉快。
家族は知らん顔しているので更に不愉快。

そこでマゴタ君は重い腰をあげてジャマダ電気を訪問して聞いたら、一階の受け取り窓口へ持参したら３８６０円で引き取りますよ、との事。
四つも運ぶには乗用車じゃ無理だが、ピストン輸送でやるしかないか、と諦め半分で後日行うことにして帰宅した。
自宅で考えたがやっぱり２万円ぐらいかかるし、第一、運ぶのが面倒。
それでまた一ヶ月たった。

思い立って困った時の土建組合に電話したら、「貴方のすぐそばに町の電気屋さんがあるでしょ、そこへ頼みなさいよ」とのつれない返事。
で、また中断。

しばらくすると商店街の向こう側から「テレビパソコン御不用になったものはなんでも引き取ります、お気軽に声をかけて下さい。」と、スピーカーからうるさいテープ音が流れている。
そうだ、雨の中を御苦労さん。
あれにしよー§^。^§

声をかけて窓ガラス越しにパンフをもらい、持ち帰り、家族に後日この業者へ電話しろ、回収車で玄関まで来てくれるそうだ、一台２０００円でOKらしいよ、と家族に言うが「さて料金を払う段になって高い値段をふっかけられた事案が国民消費者センターに多数寄せられているという紛争が沢山あるのを知らないの？危なくてうちへ上げるのはいやよ。あんたやんなさい」と拒否されてしまった。
で、その後も誰も動かず、チラシはテーブルに置かれたまま。
でも、見積もりして高いことを言われたらどうしよー( ..)φメモメモ

で、翌日。今度はネットで清掃局のホームページ検索、そんなに面倒なのかを調査。
↓
「家電リサイクル法により消費者は不要になった廃棄物を適切に引き渡す必要があります。またリサイクル料金と収集・運搬料金を支払う必要があります。
消費者は廃棄物のリサイクル手続きを、その家電を購入した店または買替えを購入する店に求めることができます。 家電を購入した店に手続きを求めることが困難な場合は、最寄りの小売店でも手続きができる場合があります。」
と、沢山書いてあって、なんだか難しいなぁ。
てな具合で実に面倒。
ゴミ出しルール→難解→面倒→放置　　という心のサイクルか？

しょうがないので
ひまにあかして消費者センターのホムペを覗くと↓

最近の相談事例

【事例１：無料と思って呼び止めたら、後で有料と言われた】

　「不用になった家電製品等を無料で回収する」とトラックでアナウンスしていた業者を呼び止めて、テレビの回収を依頼。家に来た業者は「回収費用は2000円かかる」と言った。「無料と言っていた」と言っても、「全て無料と言う訳ではない」と威圧的に言うので断れず、2000円を払って回収してもらった。領収書も渡されなかった。

（60歳代　女性　無職）

【事例２：無料と思って頼んだら、車に積んだ後で料金を請求された】

　「こちらは無料回収車です。お困りの粗大ゴミはありませんか」と廃品回収業者が回ってきたので自転車、石、カーペットなど結構な量を出した。次々と車に積んだ後、電卓を取り出したので「えっ、有料」と驚いて言った。リサイクル料金はかかると言われ仕方なく２万500円を支払った。

（女性　家事従事者）

【事例３：車に積んだ後で、見積りの２倍以上の料金を請求された】

　チラシに「見積り無料」とあったので電話をして来てもらったところ、引取りに10万円位かかると言われたが詳しい説明は無かった。品物は折りたたみベッドや本箱、パソコン、食器、キーボードなど15点位。全部運び出し、業者の車に積み込んでから「思ったより多かったので全部で23万円になる」と言われた。引越しを控えていたので今さら断れないと思い、納得できないまま全額支払った。領収書はあるが見積り書はもらっていない。

（20歳代　男性　学生）

【事例４：業者が回収した物が不法投棄されていた】

　「不用品回収します」と訪問され、パソコンディスプレイと自転車を渡して処分代金1500円を払った。後日、回収品が道路脇に捨て去られていた。

（50歳代　男性　給与生活者）

と、詐欺みたいな事例が載っており、誰を信用したらよいのか分からなくなってしまった。(;_;)ｳﾙｳﾙ

税金を払っているのだから清掃局がもう少しサービスを良くして欲しい。　アメリカ西海岸サンジェゴじゃ、公営から民間清掃業者への一般入札に切り替えたら回収後にゴミ掃除までしていくサービスが恒常的になったというのに、日本は条件が多い清掃局にいまだにたのまなければならないのは不合理だ。
テレビを購入した店なんか、１５年ぐらい前の事だから記憶していないし、もう一台のテレビはゴルフコンペで優勝した時の商品だから全く不明。買い替えるわけじゃないので近所の電気屋さんに「引き取りサービスだけをお願い！」じゃ頼みにくいし。
事業税を払っているのに事業者から排出されるゴミ袋にはシールを貼れ、という制度に代わった時も、二重課税じゃないか、と憤懣やるかたなかった記憶が甦る。
これじゃ若者ならずとも大衆はPC以外に買おうとする意欲が失せるのではないか？

八方ふさがりになったので、今度はPCで地元の回収業者をネット検索してみた。
そしたら↓が見つかったが、産廃業者の中にはヤクザ崩れみたいのとか、不法投棄するものや、ペテン師みたいのも居ると聞いていたので、おそるおそる電話してみたら直ぐ応答していわく「２０インチテレビまでは無料回収、PCとプロジェクターは無料です、出張料金は２０００円です。２１型以上は一台１０００円ですので二台で２０００円ですから合計４０００円です。現金でご用意下さい。じゃ、今からお伺いします。」と歯切れがよい。更に→23環廃産新第130号 許可番号13-00-160872号
古物商許可 神奈川県公安委員会 452780010819号
と書いてあるので安心した。


〜世田谷便利屋サービス運営会社〜

仕事が残っていたマゴタ君は「そんなに直ぐにやってくれなくてもいいですよ、こちらも都合が悪いので明後日でどうですか？」と尋ねたら１１時から１２時に伺います、との返事が即答された。

当日、３０分前に自宅玄関前に家電製品を下ろして並べ、準備が出来た旨を会社に電話すると転送されて「今、三軒茶屋におり、ナビによれば１１時１５分くらいにお邪魔できます」と返事。
しばらく待ったらぴったりの時間に確認電話が来て、ネット通りの顔の社長と若者が下りてきた。人相がよさそう。(^^♪
そして、テレビを見るなり「あー、この一台は２０型ですね。」と言う。社長が「じゃ、３０００円です」というので現金で渡した。彼は矢継ぎ早に私の心の重荷を軽トラックに積み込んであっという間に廃棄処分が完了。
爽快な仕事ぶりに感動してビール券をプレゼントした。たった一枚だけど、なんだか差し上げたくなったから。

良い業者に頼めば半年間のモヤモヤも解消するもんだね。(^_-)-☆
それに引き替え清掃局はつかいずらい。

現代は情報過多。
業者の善悪を見抜くのは難しい。
れすとらんの口コミサイトもヤラセが横行する時代。
不安は付きまとう。


モドル