自殺対策基本法が制定されて2年、自殺総合対策大綱が策定されて一年たちました。この間、内閣府や各都道府県の取り組み、NPO法人ライフリンクによる全国キャラバンなどの活動が活発に行われました。　
　しかし、残念ながら、平成19年の年間自殺者数が3万人を突破しました。10年連続で、年間の自殺者数が3万人を超えたという現実を直視すれば、自殺はまぎれもなく現代を生きるわれわれ自身の問題であり、日本社会全体の問題であるといわなければなりません。　
　この問題に市民一人一人はどう向き合うのか、また、医療や福祉、法律などに携わる専門家はどう取り組むのか、その答えを模索し、実践することが切実な課題となっています。　
　これまでも、それぞれの立場で自殺予防・自死遺族支援に取り組んできた大勢の人々がいました。これからは、そうした経験を共有し、それぞれが持つ特長を生かしながら手を携えて、市民、民間団体、行政、各種の専門家が一体となって自殺防止、自死遺族支援に取り組むことが必要です。そのための仕組みをどのように構築するのか、シンポジウムを通じて考えてみたいと思います。

開催概要

日時	2008年8月9日（土） 受付 13:30 / 開始 14:00 / 終了 17:00 （但し、延長もあり）
会場	司法書士会館地下ホール（東京都新宿区本塩町9番地3）
主催	日本司法書士会連合会
後援	内閣府、金融庁、法務省、東京都、社）日本精神保健福祉士協会 ほか
プログラム及び登壇者
（1）基調講演（50分） 　テーマ：「わからない。でも、わかりたい。」 　　　＝自殺者数10年連続3万人突破の現状を踏まえ 　講師：山口和浩氏　（NPO法人自死遺族支援ネットワークRe代表） （2）パネルディスカッション（120分） 　テーマ：「いのち」をどう支えるのか 　パネリスト： 　　　 （参議院議員） 　　　（長崎県長崎こども･女性･障害者支援センター所長） 　　　（内閣府自殺対策担当参事官） 　　　 （日本精神保健福祉士協会常務理事） 　　　 （全国自死遺族総合支援センター代表幹事） 　　　 （日司連理事） 　コーディネーター： 　　　　（日司連地域連携対策部自死対策担当）
対象	広く市民を対象とする。（定員200名）
参加方法	参加費無料・事前申込なし

お問合せ先

日本司法書士会連合会事務局　企画調査課あて（TEL03-3359-4171）

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さて、役所が後援してくれるこのシンポジウムで何かを掴んで欲しいのですが、その参加対象は主に今、自殺を考えていない方になることでしょう。
考えている方は、多分、この会場には来ないでしょう。精神的ゆとりがないから。
だから、他の人が参加して、何かを掴み、身近な自殺要因をつぶしていかねばなりません。

３大要因の分析はすでに終わっているので、細目に分けたうえで周囲のひとりひとり、国民全体がこれを感じ取って自殺要因をひとつひとつ、今から、潰していく必要があります。要因が外側へ向かって爆発すれば一般人も被害者になる可能性があるので自殺問題は決して当人だけの問題ではないのです。


うつ病患者続出の一方で増加してきているのは逆切れ、マジぎれ、などの直情型人間。

子供ですら些細なことで「むかつくー」などと表現して感情の起伏を抑えられない方が続出している昨今、わが身に降りかかる可能性も日増しに高まる中で、どうしたら普段の生活の中でむかつかないようにできるのかを考えていかねばなりません。

何故なら、キレることが続くと、自分の存在を消すか、相手を消すか、という短絡的二者択一方向しか思い浮かばなくなり、問題解決に必要な情報収集、分析、判断という社会生活を送るのに必要なプロセスが消えてしまうからです。

むしゃくしゃした感情エネルギーが外へ向かい、やぶれかぶれになって劇場型犯罪を行う人は昔から多少いたけど、現代は精神的に行き詰っている方が増加し、むしゃくしゃしたエネルギー感情が内側へ出てしまうと自殺になります。
そんな予備軍が少しずつ増加しているのではないでしょうか？

さて、予備軍対策までシンポの対象を広げるとなると議論の収拾がつかなくなる可能性があります。
家庭、周囲の環境、職場環境が与えるサンクションと個人の受ける感情の起伏の関連は無限の多様性があり、従って対応策も沢山、かつ個別的種類ごとに立てなければならないからです。

外へ出るか内へ向かうか、その根源を分析できるシンポジウムになることを期待して皆様のご参加をお待ちしております。
<m(__)m>




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