経済産業省は２６日、「高島易断総本部」の名称を使い「家族全員が地獄に落ちる」と不安をあおり、高額な仏具を購入させたなどとして、宗教法人「幸運乃光」（小沢茂男代表、千葉県袖ケ浦市）に対し、特定商取引法違反で３カ月の業務停止命令を出した。訪問販売による勧誘や契約など一部の業務が２８日からできなくなる。宗教法人への同法による処分は初めて。
経産省によると、幸運乃光は易鑑定会で、鑑定士に「２年間祈願しなければ息子さんに大変な災いが起こる」「息子さんの運気が下がり大変なことになる」などと言わせて、訪れた高齢者らを祈願に勧誘。祈願料や数珠などの費用１４６万〜９３４万円を払わせていた。幸運乃光の広報担当者は「代表が命令内容を把握していないのでコメントできない」と話している。
高島易断は、明治時代の占師だった高島呑象（どんしょう）が始めた易学で、運勢暦や開運暦が有名。「高島易断」は商標登録が認められておらず、同じ名前の団体が複数ある。幸運乃光は７４年に設立され、０６年度の売り上げは８億６１００万円。「高島易断所」や規模が大きいとされる「高島易断総本部神聖館」とは無関係だ。【奥山智己】
毎日新聞 2008年3月27日 東京朝刊
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先月も占いに凝ったお客さんが登記の申請日を指定してきた。
登記することを決意し、書類を揃えてから一ヶ月も経ている。
どんな占い師に聞いたのか？と尋ねたが言わない。それを言ったら、霊力が消えるから口外するなと口止めされているらしい。
卜占技術には様々なものが世界中で使われているけど、道具は竹だろうがカードだろうが人相顔相名詞の文字だろうが、当たる人は霊力で当たるのであって、重要なものは卜占用の手段や道具ではないからちゃんと教えて下さい、アンケートです、決して批判したり特商法違反だとかは言わないから、とお願いしてもソースを秘匿している。
しょうがないから他の卜占の話を披瀝しつつ開示を促す。
ドジ話やガサ入れをくらった霊験道場の話など、依頼人にとってはいやな話、加えてハッピーになった開運の実例などを淡々と話する。例えば
ある薬品製造会社の重役さんは会社内にある神社に毎日お祈りをささげ、新薬開発業務を行っているがどんな神様なのか実は知らない、とか、ある石油掘削事業会社は試し掘りプロジェクトの実行のため新設子会社を立ち上げる度に社内公募した７〜９つぐらいの卜占による「良い日」を一覧表にして統計化したうえで会社設立登記日（申請日）を決定し、司法書士に依頼しているとか・・・
約３０分ほどしゃべりまくるとやがて信用されたのかどうか、相談者の笑顔が見られるようになる。
その卜占氏の名前や流派、手段を教えてくれるのだが、ちっとも聞いた事が無い名前だ。
しかし、それでよいのだ。
有名になればなるほど、その先生に会えなくなるのだから。と、慰める。
じゃ、貴方を気に入ったので今度のみにいこうよ、そこで話するから、と言われて意気投合。
ひたすら待ち遠しく思うのは、あの笑顔が未来を自ら切り開く可能性を見抜いたからだ。
しかし、その「見抜き」は経験則上、得られたものであって霊力によるものではない。
経験則上得られたものは「修行」
修行の積み重ねはステージが上がるとか、僧階（お坊さんの社会的地位）という評価で一般的に説明されている。
在家司法書士もまた、ステージを一歩ずつ上がろうとしている修験道者なのである。
ヨモトップヘモドル