誤解こそ関係を長続きさせる秘訣


結婚するならブスを選べ、


美人は三日で飽きるがブスは三日で慣れる とは誰が言った言葉か? (^ー^)にやっ!

浮気される心配に耐えられないのであるならば美男美女は避けて気立ての優しいブスを生涯の伴侶として選択すればよい 。(-。-;)シンパイ

古に曰く、政略結婚であることを最初から親戚筋が決めてくれれば長男が誕生した後は 大目に見てくれるもんだよ。と、ある。

なるほど、そうか。永く関係を続ける秘訣は美しき誤解にあり (゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ウンウン

でも、今は相続税が重いため「家」制度を守ることは困難んになり、その必要性は激減したからこの理論には滅多に出くわさない。

となれば、必死に最初の伴侶をベストにすべくあれやこれや情報を得る。学歴、身長、所得が3大要件となっているらしいが年々とそのハードルは変化する。

沢山の情報を井戸端会議などから得ようとしているうちに、次第に頭 でっかちとなり、決断できず、ぐずぐずしていると結婚のタイミングをはずしたり高齢結婚となったりあるいは婚期 を逃す。しかし単身だって 別段、現代ではちっとも困らないから日本中で少子化現象が起こることになってしまった。政府も子育て後押し政策を重要課題とする時代を迎えてしまった。しかし結婚願望は消えない。将来の不安対策への一種の手法としてだろうか?

そもそも相手を理解しようとして情報を多数集めるものではない。
結婚条件情報を沢山取得すればするほど裏切られた時の反省は深いものとなるからだ。
欲望的衝動とタイミングさえあえば誰でも結婚は出来る。
むしろ難しいのは離婚だ。途中まで出来上がった未完成の家ほど仕上げるのに面倒なものはない、というのと同じ。

離婚には大義名分が必要だし、そのための情報収集、知恵やお金や権謀術数の手口を使わねばならな いから難しいのである。


成田離婚の原因は長旅の最中に伴侶を理解してしまったことにある。

海外旅行は飛行時間が長すぎるから話題性 に乏しくアクシデントに狼狽し誰かにいつも頼ってきただけの伴侶の人生に波乱の将来を行き抜くための実力を見出せなく なってしまう。 昔の新婚旅行は二時間で着くところに設定したから実力ともいうべき人間力を量られる ことがなかった。接する時間は短めに、引き際が肝心、と、実に目出度き先人の教えであった。長い関係を続けるならば、全てを理解しないことが肝要。

最近は晩婚化により下手にお金を溜め込んでし まったばっかりに海外旅行費を得たので、危険な長時間密着という賭けをしてしまい、その結果、早期に相手 を全て理解してしまうようだ。

お互い、いつまでもちょっとだけ理解できない部分があれば、それこそ興味の対象となり続けるから一度築いた関係はなかなか壊れることがなく、しかもそのうち妊娠すれば期待は未来の子供へと向うから自ずと対峙しなくて済むし緊迫した空気もなごやむことになる。\(^o^)/ ヤッター!\(^O^)/ヤッター!
子は鎹(コハカスガイ)とは永続的家族関係を象徴する言葉。

かように
閉塞感は問題先送りとイナシでなんとか打開することができるものだ。

互いに
美しき誤解を残して置きさえすれば

__________

【弁当にまつわる妻への誤解】

マゴタ司法書士はベテランだが最近はすっかりお昼ご飯を店屋物で済ませることに飽きてしまった。
事務所近くの店の味を覚え、すっかり理解してしまったからだ。記憶してしまった味には新鮮味が感じられない。

それで去年から愛妻弁当を作ってもらうことにした。毎日若い事務員が昼食に出るたびに自分でお茶をいれては独り弁当箱の蓋をあけることを楽しみにしていた。
やがて秋がきた。
平日なのでその日も張り切って事務所へ行こうとしたら妻がいつまで も布団の中から出てこないので「おい、オレの弁当はないのか?」と尋ねたところ、布団から顔を半分出したままで真顔で言った。
「えー、そんなのないわよ、だって今日は10月1日ですから」と 、女房にしては珍しく当然だよ、と言い切る。(・_・)キッパリ

マゴタ君は仕事の事しか頭になかったので、平日なのになんだか変だなと思いつつ、弁当を作ってくれない理由を問い質していたのでは電車に間に合わなくなってしまうから「ない」という意外な言葉しか理解できずに慌てて家を手ぶらで出た。
手ぶらだと駅まで歩く時間がなんだか普段より妙に永いと感じた。

リズムが違うと感覚も違ってくる
ものだ。

しかし、仕事のことで神経を集中しているので、車中、「当然のように弁当を作らない日」というその言葉がどうしてもわからない。 「e_e]~エートォ  (><;)わからん

釈然としな中、平日のラッシュアワーなのに電車の中があまり混雑していないことに気がつく。途中駅からの乗降者数が少ない。
なんだかいつもと違う様子に、新宿駅近くになって漸く判った。

更にしばらくかかってから判った。

そうだ、今日は都民の日だから学生が休みなのだ。!!ヾ(*°▽°)ノあはは ヾ(@°▽°@)ノあはは

○都民の日条例
昭和二七年九月二七日
条例第七五号
都民の日条例を公布する。
都民の日条例
第一条 東京都民がこぞつて一日の慰楽をともにすることにより、その自治意識を昂揚し、東京都の発展と都民の福祉増進を図るために、都民の日を設ける。
第二条 都民の日は、十月一日とする。
第三条 都民の日には、東京都庁及び所属公庁は、都政の普及と理解に資するため諸施設を公開し、各種の記念行事を行うものとする。
第四条 都民の日には、都の営造物及び諸施設の使用料、手数料及び入場料その他の料金で別に知事が指定するものに限り、当該条例の規定にかかわらず特にこれを減免することができる。
第五条 この条例の施行に関して必要な事項は、知事が定める。
附 則
この条例は、昭和二十七年十月一日から施行する。

ということは・・・・ オレの愛妻弁当は実は子供のを作る時についでに作っているオマケ弁当だったのだ。┓(´_`)┏オーノ〜


がーん、と来た後じわじわ押し寄せる狼狽の波。

あいつ(妻)にとって、夫と子供のどっちが主役なんだ?

そんな愛の天秤を、事務所で仕事をこなしながらもウジウジと考え込んでしまう。

押しては引き、打ち寄せては引く怒涛 の波風が脳裏を過ぎる。

「じゃ、一体オレは誰のために苦労して神経使って、残業まで して稼いできたんだ???おれより子供の方が中心的存在なのか?もj愛していないのか?オマケ的愛ならばそんなもんいらないよー  (;_;)ウルウル」

その日は何とか精神的ショックに耐え、仕事もちゃんとやってなんとか持ちこたえたが家庭における主役を取り違えていると思える女房殿の心が自分の気持ちとずれているようで、どうも釈然としない。  ずれていることを誤解と呼ぶ。   しかし、誤解と気がつくまでは「理解」なのである。


しっかし、思い出すたびに癪に障る。

こうなりゃペットのスピッツ犬と対話 して傷ついた心を癒すしかないと思い、帰宅するやいなや犬を連れて久しぶりに夕食前の散歩に出 た。
■__■
│‥│ ワン
│●│
│┻│
└┐└┐

久しぶりのご主人様との散歩ができるので尻尾を振ってよろこぶ愛犬ピロ。犬は人間の心を理解してくれるから嬉しい。わけのわからんことをいう女房とは大違いだ。
ペットはそれが持つ固有の純粋さから飼い主に暖かさを与えてくれる癒し的存在だ。


日はとっぷりと暮れて暗かったが街灯だけでも住み慣れた街の様子はわかる。

あちこちと2人で走り回り、戯れ、犬は懐かしき近所の犬の情報を得るために臭いを嗅ぎまくり、お互いに爽やかな運動を楽しんだ。(~O~)♪

やがて40分ほどして無事、愛犬と帰宅。

犬小屋へつなぐため鎖に手を掛けたら犬が尻尾をふり ながらマゴタの顔をぺろぺろと舐め始めた。

「おー可愛いやっつよのー、お前だけだよ、オレの苦労を癒してくれるのは。お、今度は左のほっぺたかい?」(^。^/)ウフフ  (^Q^)キャハキャハ

と鼻の下を長くして愛犬のキッスを受けとめて、しっかり抱きしめてやった。(^*^)チュッ


しかし、なんだか変だ。と気がついたのは鎖に繋ぎ終えて玄関の扉を開ける頃のことだ った。(世の中にはしばらくたってから感じることもある。)

両方の頬を舐めた後、愛犬は満足そうに犬小屋へ入っていったのだが、その瞬間 の顔は食料的満足感の顔と同じじゃないか?

あ、そうか、あいつは散歩で疲れて失った塩分をオレの顔から補給していただけだったんだ。
そういや随分一緒に走ったし、途中で水も飲んだから丁度塩分が足りなくなっていたんだ。

そ、そ^か=?? 更に寝る前に思い出した。

我が愛犬は散歩から戻ってきたとき門のところでかゆいとこ ろを後ろ足で掻き、お尻も綺麗にぺろぺろと舐めていたっけ?
帰宅して身づくろいしていたんだな。ということは??あ、あの、オレにチューをしてくれる愛の交歓の直前の ことじゃないか?
それってもしかしてチョー汚くない?......\( ><)シぎょぇぇぇ

自分の与えた愛を裏切られたと思ったマゴタ君のその夜は秋の夜長ほどにながかった。(/_;)シクシク

妻や犬の行動を善意に捉えていたものの、
その単なる欲望充足の対象に過ぎないという自分の立場を理解した時、
すっかり上手に騙された形になっってしまたマゴタ君の??の気持ちは限りなくそのまんま続くのであった。


夢の中で天使がささやく。

美しき誤解はほうっておいてね

だから長続き するのだから。


アーメン



ヨモトップヘモドル