見知らぬ相手との遺産分割協議交渉4」最終章

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またまた一週間経て、マゴタは判例を調査し、郵便局を相手方として相続預金1部払戻請求訴訟を提起し、妻の取り分だけを払い戻す内容の訴状をしたためた。
果たしてどうなるか?

>その後、提訴した瞬間、郵便局から支払い受諾の連絡があったので拍子抜けしたけど、まぁ、目的は達成した。


そして、支払いを受けるための証書が送られてきたのでそれを換金して、各法定相続人から予め提出を受けた振込み依頼書に基き送金を行なった。

それから数日後、なんと、行方不明になっていた相続人の親族たる妻から電話が入り、本人は実は自宅に居て引きこもり状態だったが数日前に死亡した、とのこと。
これにはマゴタも仰天した。なんてこった。

ということで二回目の持分相当額払戻し手続きを無料でやってあげることにした。今度は法定相続人の証明書や印鑑証明書なども全て揃える事が出来たので通常の穏やかな手続きであり、一ヶ月を待たずして全ての手続きを終え、送金してあげることができた。

という、最後は実にあっけない結末でした。


おわり