もう一つのサッカー大会は中止

６月
ジーコジャパン爆砕のワールドカップを横目にイタリアの古都ｆｉｒｅｎｔｚｅでは伝統行事である古式歴史サッカー大会が毎年開催されている。
全イタリアから屈強なＫ１選手級の選手が集合し、古代ルール無しサッカー大会が多くの観光客を呼ぶ。
ルールは唯一「紳士にあるまじき行為」だけ。
ボールを手で相手ゴールに投げ入れるゲームなのだがどこでタックルしてもよいので、ボールからずっと遠い場所の選手をやっつけてもよいし、死傷者もでる。
よって、試合開始直後からボールの行方に関係ない場所で突き、蹴り、投げ技が披露されると聞く。正に男の原典とも言うべき格闘技系球技試合。

以下イタリアレポート
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1980年代頃までは　フィレンツェでも最も重要なＳｉｇｎｏｒｉａ広場でこのサッカーは行われていたそうです。
いかに、町の歴史的行事として大切であるか、想像できます。
しかし、あまりにも激しいスポーツで、広場のあちこちに飾られている彫刻が破損されてしまうことがあり、他に移されました。

Ｐｉｔｔｉ宮殿の庭で行われたりしたこともあったそうですが、1990年に　私がフィレンツェに住み始めたときはすでに町の東側にある　Ｓａｎｔａ　Ｃｒｏｃｅ教会の前の広場に移っていました。
そのまま、現在に至っています。

今年は　6月11日、18日、24日と　あるはずでしたが初日の11日、試合中に、撲る蹴るの問題が大きくなり、18日と24日は試合が行われるかどうかわからない状態が続いていましたが結局両日ともキャンセルになりました。

7−8年前も　同様に、紳士にあるまじき行為と見なされたらしく、キャンセルされたことがありました。
切符の購入が、延期状態になっていましたが、結局、遠方から楽しみにして来た人は、これでは　かないませんね。

この油絵を飾っているカフェの店主と店内↓
太鼓を抱えている。
店内には多数の旗が飾られて歴史的な重みを感じさせる。
伝統の影には必ず文化があり、文化は伝統を形作る。

開催中止が決定され、がっかりして、本部前で新聞を読む若者↓
予定が狂うと頭の中もからっぽになる

サッカー大会本部の看板拡大写真↓　　カルチョ　ストリーコ　フィオレンティーノ。来年は中止にならないよう、新しいルールが作られてしまうかもしれない。

期待していたイベントが中止になるとがっかりする↓　選手もさぞかしがっかりだろう。観光客もまた。(ToT)ｴｰﾝ

町全体が寂しげになる。(;_;)ｳﾙｳﾙ

期待しなけりゃ落胆もないのだが・・・・

期待があるから明日も生きていける。

げに　　山高ければ谷深し

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