カッパドギア地方
奇岩群れなすカッパドギア地方。↓

三つの火山の爆発と雨、風、雪（６０〜７０センチ積る）の浸食によりこのような奇妙な光景が出来た。



群馬県の妙義山とも少し違う。



風のない早朝には気球に乗って空中散歩するツアーもある。上空から見た景色も又素晴らしいのではないだろうか。
ごつごつした岩だらけの中に人影を見るとなんだかほっとする。↓

砂岩は空気に触れると固くなるので、横穴竪穴を掘って生活空間として利用していた。↑
現在でもワインやジャガイモの貯蔵庫とし利用している。湿気が少ないため地下八階まで利用しているところもある。人間の身長に比べればそんなことも想像可能だ。

平坦部分との境目。↓
耕作が可能。



村興しのため観光客誘致を考えた結果、夜中に村の役員の誰かがこっそり帽子をかぶせたのではないか？と疑いたくなるぐらい不自然な自然現象。↓



トルコ中央高原にあるカッパドギア地方では迫害されたキリスト教徒らの秘密教会がある。それらはこの地質と地形を利用して掘られたもの。
宗教は弾圧されると地下に潜り、純粋化したうえで反って強固な結束力を産むが結社の永続性の裏には経済環境が必ず見られるものだ。
木々や周囲に見られる畑を見て、初めて弾圧の「歴史」が認識できる。すぐ鎮圧されたのでは弾圧とて「歴史化」しないのだから。