あるちゅーはいまー症の登記義務者の場合

アルコール依存症
酒類を長期にわたって習慣的に飲用しているうちに、やめようとしてもやめられなくなる状態。胃腸炎症状、顔面や鼻の毛細血管の拡張、精神的・道徳的退廃などを生じ、禁酒すると禁断症状を起こす。慢性アルコール中毒。

アルツハイマー症
主として四、五〇歳代に発症し、徐々に進行する痴呆の一。今聞いたことや食べたことを忘れる、慣れた道に迷うなどの症状で始まる。末期には痴呆が高度になり、全身衰弱で死亡する。脳の広範な萎縮がみられる。原因は不明。ドイツのアルツハイマー(A. Alzheimer 1864-1915)が報告。



1.桃が丘のビルオーナーの場合

ある日、小田急線桃が丘に住む金貸し業をアルバイトにしている成金(ナリカネ)さんから電話が入り、後日抵当権設定登記を依頼したいので所有者を連れて伺うため、必要書類は何か?と尋ねられた。孫太司法書士が回答すると、数年に一度お金を貸すだけの経歴の持ち主だから、必要書類ぐらいすぐ理解できた。そしてきちっと図ったように数日後、債務者兼所有者を同行して来所した。でもなんだかその人の表情がおかしい。昼間からちょっとだが酒臭いし赤ら顔なのである。借主は4階建てのマンションを所有しているようで、権利書も持参してきたのだが言葉が少し不自由なようで、黙ったり下を向いたりそわそわして孫太と普通に会話できないし会話の反応も遅い。o(~o~;):ハァハァ・・
そこで今回借金の形に担保を入れるする事情を尋ねると、こう答えた。

数年前近所の都銀から一億円ばかり借金して自宅兼用の賃貸マンションを建設したものの、家賃の下落が原因で資金繰りが苦しくなっている。それでも自宅は快適かつ綺麗になったし、ローンはきちんと毎月返済できる。しかし、高齢のため商売をたたんだのでお金は全て指定口座に振り込まれるようになり家賃所得を女房に全部補足されるようになった為すっかり自分の自由になる遊び金がなくなってしまった。でもかつてのように、時々ぐらいは自由に飲み歩きたい。そこでこれまた近所の気のいい遊び人から借りたお金で歌舞伎町へ通うようになった。
家賃収入があるから、ま、少しぐらい立て替えてもらうようなことがあっても、いいかと思っていたけど、甘い誘惑に乗るふりをしてはぐらかす会話テクニックも加齢の影響か少し衰えており、クラブのホステスにチップをやったりバッグやシルクの高級下着、指輪、ドレスなどをプレゼントしたので、そのお金が積もり積もって200万円にのぼっていたが、一緒に行く遊び人がニコニコしながらそのつど気前よく自分の財布から現金を出してくれるので度々用立ててもらうようになった。別段サラ金から借りるのではないからあまり気にしなかったが、気にし始めたのは貸し手のほうだった。それはナリカネさんの奥さんと道で立ち話をした際、「うちの亭主は最近酔っ払ってない時でもまっすぐウチへ帰ることができないこともあるのよ」と聞いていたからであった。
「あいつもそろそろアルチャンになってもーたかもしれん・・・借用書を書いてもらっているわけではないし、早いとこ担保でもとっておかんと、ボケられたら返さんなあ、あいつ」

そしてその夜も2人でつるんで(*^o^)/\(^-^*)なかま!なかま〜♪一週間ぶりにお気に入りのホステス雪ちゃんに会いに行ったのだが、いつものようにプレゼントの色とりどりの綺麗なお花をテーブルに置いて飲み始め、宴もたけなわの頃、雪ちゃんを前にして遊び人がそろりと切り出す。
「よう、ナリチャンよー、もう200万円を超えちゃってるぜー、俺の貸した金が。こんだけたまっちゃーそろそろ返済するか担保でも入れてくれねーか?」
ナリカネさん「えっ?うん、まー、そのうち、ぼちぼちと・・・」
遊び人には散々マンションオーナーだと持ち上げられているので今更雪ちゃんの前で格好悪い話は出来ないという雰囲気になっているのだが、なんか変だ?
ここいらで過去を振り返り、自分一人で整理してみると

1・飲み仲間だと思っていた気のいい遊び人が足りなくなるとお金を自分の財布から出して僕に渡してくれる行為
2・それで雪ちゃんにチップをあげたりバッグを買って雪ちゃんにプレゼントする行為
3.喜ぶ雪ちゃんを前にして、遊び人も一緒に笑顔で笑っていた行為(歓楽共有)
4.ナリちゃんだけに借金の発生→隣に座っている遊び人が債権者である、という人間関係

ということになるようだ。

しかし一緒に楽しんでるのになんで俺だけ借金が残るか?
ナリチャンのボケ悪化状態がどうやら続いているようでよく判らない。。最初は遊び人と奢ったりおごられたりする関係だったはずなんだが、いつしか、利息として今夜の分はお前が払え、と言われるケースが増えてきていたことを思い出した。が、もう、遅い。飲み代は途中から全て貸し金利息に組み入れられていたのだ。加えて別途立替金処理となっている貸付御礼としての接待クラブ費用もある。遊び人のテクニックは実に滑稽かつ上等だ。証書は一切ないのに、いつの間にやらナリチャンだけがお金の債務不履行で「友人」から追い込まれ、債務存在確認させられている。
それでもナリチャンは気が付かない。「あいつと飲んでいるとなんだか楽しくなる。」と満足することしきり。恐妻家としては息抜きの場が必要だったのである。
感情的不安定は勘定の不貞に繋がるという好事例。
なのになかなか抜け出せない。
気のいい遊び人がナリカネさんにそっと囁く「この前、俺ひとりでこの店に来たときも雪ちゃんはナリチャンが今日どうして来ないのー?なんて、心配してたぜ。どうやらナリちゃんのことを雪ちゃんは好きなようだぜ。香水とかバッグとか、彼女が好きなもんを買ってあげたら、そのうちやらせてくれっかもしれねーぜ、いっヒッヒ」(~O~;=;~Q~)アン アアン!

とかなんとか会うたびに毎回表現を変えて毎回その場を盛り上げていたのであった。雪ちゃんも下を向いてクスクス笑っているくらいだから(*^-^)イヤーン、こりゃー強く否定しないという周辺事情から推測するにもしかしたらもしかするかもしれないとばかり、ナリカネさんの助兵衛根性がかま首を持ち上げてきたようだが、そのたんびに下の方も少し持ち上がっていたのかもしれない。(^Q^)キャハキャハ  アーバカダネーオトコッテ
いずれにせよ、こうして近所の二人は連れ立って毎週一回は歌舞伎町へ通うようになっていったという仲ではあるが、そろそろ精算しようと遊び人に追い込まれ、ようやく少し人間関係の変化に気が付く程度のぼけ。しかし顔で笑って心は冷静という遊び人の心境に気が付かないナリカネさんの脳が徐々に萎縮していることを遊び人はロックグラスを傾けながら独特の勘で見抜いたのである。そういえば浅草の国寿司のオヤジさんが言ってました。酒は飲んでも飲まれるな

勘が相手の心を定めるのが勘定。
鎮められてしまうのが欲望感情。


(以上で背景説明終わり。)
そして今日、この司法書士事務所にいるのである。
遊びも担保手続も遊び人にリードされ、「さ、今日は司法書士の先生の前へ行くんだからシラフで来い」
といわれて印鑑証明書、住民票、所有権登記済み権利証を持参してきたものの、相変わらずなんだかぼけーーっとしている。
書類と実印を持ってこいといわれて飲み仲間の2人で孫太司法書士のところへ来たものの、手が震えていて差し出された登記委任状に自分の住所を書けない。名前は言えるが字は書けない。これでは孫太も本人確認できない。訝しげに登記義務者の態度を眺めてからう〜んと唸って大きく仰け反る孫太の動きを見て、ヤバイと思ったらしく、咄嗟に遊び人は手を打つ。
「先生、この近くにコンビニはないですか?ちょっと一杯引っ掛けてから又来ようよ、でないと調子が出ないよなあ、ナリチャンよー。(^.^)」とナリカネさんを連れ立って事務所を後にした。

2時間後再度来所。
つい先ほど前まで孫太をして「ありゃ、ダメだな、字も書けないんだから」と言わしめていたのに、こ、こ、今度はなんだ!
笑顔が戻り、大股で機敏に動き回るではないか。一杯ひっかけてきたから酒臭いのかなとも思ったけど、その前から臭かった原因は吐く息からではなく、どうやら汗として体中から蒸発しているアルコールだったらしい。
しかし本人の態度はいぶかる孫太の前でさっきとはまるで別人28号。背筋をしゃきっと伸ばし今はどんな孫太の問いに対してもスラスラ答え、住所も氏名も金利や返済期限までも、何でも書けるのである。
遊び人「いやあ、さっきはすいませんでしたねー。近くのコンビニで4合ばかりワンカップを飲んできたんですよ。ナリちゃんはすこしひっかけないと普段の調子が出ないもんでねー」と講釈する。どうやら債権者も付き合ってきたようだが自分は酔っ払うわけにはいかないので途中からコップにウーロン茶を入れて飲み始め、ナリチャンにはウィスキーの水割りに見せかけていたそうだ。(シッカリ)
ここで意思表示確認完了。本日の取引成立。
まるで別人の60歳のナリチャンの所有物件はかくして第二抵当に入ることになった。

教訓→ボケとアルチュウは紙一重だが、重なる状態の時もあるので表面的に見分ける事は難しい。

2.横浜近郊のボケリーマンの場合

坪60万円ほどの土地35坪を所有している中川さんは定年退職、熟年離婚の経験を経て一人住まいだった。家はもうかなり古いがまだ十分住宅として利用することは可能である。ひょうんなきっかけで知り合った不動産ブローカーのピー太郎がこの物件に目を付け、地上げして市内中堅の建売屋さんへ売り込もうとして連日押しかけ、ブローカーがついに200万円の現金を握らせ、手付金の領収書だけ持ってきた。建売屋さんは次の仕込みに入るため、物件を模索していたところであった。一戸だけの建売では採算が悪いことは承知だが、次の大型分譲への繋ぎとして、又、大型案件を紹介してもらいたいのでこのような小さな案件も時折扱うことがあるのだ。「必ず買えますよ、もう手付けは握らせましたから」との言葉を信用してそのブローカーピー太郎の求めに応じて翌月の初め手付け金として500万円を渡した。しかしその後連絡が途絶えがちになったので、しょーがない、徐々に追い込みにはいる。
「おい、いい加減にしろぃ、ピー太郎、えーこらー、いつまで待たせるんだ、無担保でお前に金をほおっているんだぞ、あの転売話はどうなったんだよ。こうなったら居抜きでも中抜きでもいいからこっちも予定があるので早く契約したいんだ。だから早く売主を連れて来い」
と言ってもピー太郎は売主を中々連れてこないので、建売屋さんの社長は怒って本社の会議室に呼びつけ、
予め別に依頼していたこわいおっさんが(メ▼。▼)y-~~~おら〜とばかり社長に代わりに怒鳴ったところ、なんと現在売主は自宅に居ない、と言い訳するではありませんか。(´ヘ`;)なんで〜

スワッ警察署で虜になっているのか?と勘ぐる怖いおっさん。しかし、それは単に自分の経験で憶測しているのであって、実は病気で入院中であることが判明。早速その場で病院名と室を聞き出し、直接本人確認に行ったところ、本当に入院していた事実が判明した。しかもその病名はアルチューであった。これじゃ売主の売却意思が確認できないかもしれん、と困惑した。年金生活者だからアルツハイマーも半分くらい混ざってしまっているかもしれん、と不安は募る。何故なら、そのおっさんは過去に84歳のおばあさんの土地売却にからんで、おばあさんの自宅で決済したものの、後日相続人候補者から「恐喝されて母は不当に安い値段で売却を迫られた」として警察に訴えられた経験があるからだ。アルツハイマーをわずらっていることを知らされていなかったので成年後見非登記証明書は取得したものの、そうゆう手で反撃されるとはうかつだった。(( (;_; ) ( ;_;) ))イヤイヤ
そこで今回は極めて慎重な態度で臨むことになったわけである。
しかし
さて、困った。相手がビョーキじゃやりにくい。アルチュウとアルツの複合ケースでは当分の間、病院から出て来られない可能性もある。しかし、うじうじしていたのでは仲介話は消えてしまうし、建売屋さんからもらった500万円だってピー太郎のことだから生活費に使ってしまい、いつ戻ってくるかもわからない。だからこのまま、売買を成立させてしまうしかないのである。取り敢えず行動開始。翌日電話して面接可能時間を聞き出し、病院に乗り込む。

中川さんは病院のベッドに横たわり、何をするでもないというような無表情で、言葉もろくにしゃべることができない。(~O~)ファ・・(-.-)
こりゃ相当重症だ。何しろ相手は患者だから慎重に接しなければならない。そう考えてなだめるように猫なで声でそっとしゃべり始める。 (=-。-;=)neko
怖いおっさんはれいのだみ声で「おい、中川さんよー、あんたなぁ、ピー太郎からお金もらっているんだろ、だからな、住宅の売買をした約束は守らなくっちゃいけないんだぞー、ウソをついたら退院したってお天道様の下を歩けないぞ」
元々顔がおっかないんだから、いくら優しくしゃべったってそりゃおっかないが、枕元に顔を近づけ耳元でささやくように小さな声で話始める。初対面だし顔はおっかないし、とぼけたい気持ちも手伝って患者である中川さんは売るの売らないのと態度をあやふやにする。しかしそれを見て癇癪を起こし、大声をあげて契約書にサインさせたとしても、後日も仮にし、アル中が治って意識が正常に戻り、そのまま警察に駆け込まれて「入院中に売買契約締結を強制された、恐喝行為で告訴したい」などと言われたらたまったもんじゃない、前科もあることだし、医者の書く診断書が明白な恐喝状況を立証する証拠になってしまうかもしれん、そしたら又両手錠に腰縄付きになっちゃうよ、と、おっさんは気を廻した。(カコニケイケンズミ)

              
おっさんは売主の中川さんに再び尋ねる。「なに?少し飲めば正常にもどる、手も震えなくなるってか?じゃ、いったいいくら飲めば正常になるんだ?と尋ねたら日本酒5号だ、とかすれるような声で言った。顔はおっかないが酒が全く飲めない下戸のおっさんはその量が適度かどうか全然わからなかったので、主治医に掛け合って事情聴取。自分の事情も素直に話して了解をとり、主治医立会いの元、時間を計りながら飲酒治療を開始した。
最初に、喉もならさず鼻を軽くつまみながら音も立てずにすーーっとまず一合。
次に間をおいてぐびぐびと二合目。
時間をあけて医師の指示の元、再度の3合。
4合目からは少しうまそうに感じているらしく、居酒屋で飲む人並の笑顔が戻る。
結局5号飲むのに4時間かかった。
アルチュウ治療は一気に断酒することなく徐々に減らしていくので時には医師立会いのもとにアルコール摂取も必要な治療行為の一つ。それをやってもらったというわけである。
そして、なんと驚くなかれ、五合目を飲み終えると見る見るうちに顔色がよくなってたちまちすっかり元気になってしまったではありませんか。
ベッドからすっと立ち上がると、真剣な顔つきになり
「貴方が何故ここにいらっしゃるのかは存知あげませんが、私の土地は売る気がありません。いや(。-_-。)ポッ!
借りたお金は退院後にピー太郎さんに返済します。えっ?500万円?そんなもんは受け取った覚えがないし、領収書も書いておりません。(・_・)キッパリ
仮にもし貴方が仰るとおりであったとしたら、おそらくピー太郎さんがそのお金をまだ所持しているのではないでしょうか?」などとスラスラ答えるじゃありませんか。その回復振りにおっさんも拍子抜けの腰抜け状態。
さて
立会いの医師が認めるほどすっかり意識が正常化したところまではよかったのだが、この発言を聞いて驚いたのがおっさんだ。この話をまとめて仲介報酬をもらえると思ったのに売主のはずの中川さんは、「私は決して売買契約はしていない、借りたお金を手付金として適用欄を偽造されたのだ」と理路整然としゃべりはじめたのを聞いて頭の仲から万札が飛び立っていく姿をイメージしてしまった。
しかし百戦錬磨のおっさんは直ちに気を取り直して
「じゃ、あんたは何故お金を受け取ったのか?借金か手付金か知らないというのであっても、ピー太郎からお金をもらったことには違いないだろう。」
と聞いたら
「いやあ、私も女房と別れて独り住まいのことゆえ少々寂しくなっていたところ、連日ピー太郎さんがうちにやってきて、最初は、話し相手が欲しかったからおいしい酒を酌み交わしていたのですが、そのうち土地を売ってくれと責め立てられ始めたのです。私は気が小さいからなんとか断ろうと思っていたのですが、中々断り切れなくなりリーマンやってる時でも付き合い程度しか飲まなかった酒を買って毎晩独りで自宅で飲むようになってしまったのです。(/_;)シクシク(ToT)エーン
彼の執拗な責め立てが原因で私はアルコール依存症になったのですから、かえって損害賠償請求を検討したいくらいです。」仮に売るのでもアルチューの治療費まで代金に上乗せしろという代金変更の条件闘争を逆提案することによる契約破談告知、更に契約不存在の主張を展開する段に及び、おっさんは仰天。すっかり上手な口調に戻っているではありませんか。ひえー、すっごいもんだね、アルコールのパワーってーのは。。。。。。

しっかし、ここでびっくりしている場合ではない。更に気を取り直して説得するおっさん。医者がタイムアウトを宣告する前に片付けなくてはならない。
残された交渉時間もあと少ししかない。(@゚▽゚;Aアセアセ・・・
そこでおっさんは強面トーンを止め、情緒戦術に切り替える。
「そりゃ大変だったなあ。同情するよ。ピー太郎はピーマンみたいなヤツだからなあ、あの馬鹿は。(`ロ´)  あんた、でも今後、生活費もこの病院の医療費もかかるし、今の社会保障費じゃ、いつ潰れるかわからんでしょ?今でも年金だけじゃ不足しているだろ?どうすんだよ、退院したら。500はともかく、200万円の方は返済しなきゃならんし、強がり言ってみたところで年金だけじゃ返すあてがないだろぅ?現金を持ってなけりゃ退院したっていい女が付いて来ないよ。(~O~)♪生活の不足分もお金がいるからこのまんま黙って予定通り売買契約書にハンを押しなさい」と理詰めで説得した。

そして交渉の結果ついにドクターストップがかかる前に医師立会いの元にハンを押させ売買契約成立、代金は翌日の振り込みとした。そして売買契約書に署名させ、更に他の必要書類も重要事項説明書の交付も行い、登記委任状にサインを求めて応諾させた。しかし、退院するまでにはまだ時間がかかりそうだというので、自宅に戻ってきてから警察にたれこまれたんじゃ大変なことになる。そこで念のため更に立会い医師にも立会い時における意思確認書類を作成してもらい、更に更にしぶしぶ登記委任状に正常な意思の元に署名した旨の奥書をしてもらった。σ(^^)
かくして申請の翌日に登記は完了した。メデタシメデタシ。\(^o^)/ ヤッター!\(^O^)/ヤッター!