杉花粉症はこうして治した （３/１３ up） 第一章（症状）
梅香り、春風到来に伴いテレビの天気予報番組で杉花粉情報が流されております。どうやら古の先祖様達と現代人とでは体質が少し変化してきたようで、マスク、目薬、飲み薬、などの防衛対策が講じられてられておりますが、決定的に治療するものが見当たらないようです。
かくいう私も20年前はそれはひどり花粉症でして、土曜日の午前中だけでごみ箱いっぱいのティッシュを使ってしまったこともありました。
目がかゆく、鼻水が黙っていても滴り落ちるし、昼ごろには頭痛を併発、さらには咽喉まで痛くなってきます。
当然仕事の能率にも影響するもので、例えば不動産取引の立会い場でのくしゃみは顰蹙を買いますし、御客様に申し訳なく思っておりました。
なんで私だけが苦しむのかと恨んでみても、相手は遠く西の空からやってくる得体の知れない、かつ逃げ場の無い存在ですから対応の仕方はどうしても受身になります。
第二章（対策行動）
もうこらえきれなくなり、病院嫌いの私が、血も流していないのに、骨も折れていないのに、自ら進んで病院治療を受けるため
豊島区にある有名な私立病院へ相談に行きました。分析から始まるのが西洋医学というもので、薬は医学的に実証されているから合理的な治療が受けられるのではないかと信頼しておりました。
アレルギー検査項目１２のうち、なんと9種に反応が出ました。
分析結果を見て担当の医師は「う〜ん。」と唸った後、「根気よく通院出来ますか？」と尋ねるので、死に物狂いの私は即座に「えー、絶対頑張ります」と答えました。処方箋係へ行くと山のように盛り上がったお薬を戴き、大変有難いものだと思いましたが、反面「薬だけでお腹がいっぱいになりそうな予感がしました。
よって、池袋の駅のごみ箱の全部黙って捨ててしまいました。（なら、最初から行かなきゃいいのに。）とおっしゃるでしょうが、
医師の前ではとにかくやる気だったんですよ、ホント。
ま、つまりですね、今から思えば、絶望は人間の行動性向を異常にするものです。 と言うくらいかしら。
しかし、しかしですよ、全くの振り出しに戻っただけで、なんの病院神社お参り効果もないのです。折角、初めて自主的に病院へ行ったのに。トーゼンか、そんなことぐらい。お百度踏まなきゃお参り効果も得られないのは。 しかし、このままではあきまヘン。（この後忸怩たる日々を過ごす）
